もうすぐ秋が来ますね!
サロンではフェイシャルが盛り上がる季節になりますよね。
秋になると、なぜ“老けた気がする”のか
秋になると、なんとなく寂しい。
気分が落ちる。
そして鏡を見ると、
「なんか顔、疲れてない?」
「むくんでる」
「たるんだ気がする」
「夏より老けて見える」
そんなふうに感じる方もいます。
でもこれ、単純に
「夏の紫外線ダメージが出てきたから」
だけでは片づけがちだけど
片付けられないと思っています。
美容矯正の考え方で見ると、
秋は気候の変化・自律神経・睡眠・代謝・姿勢・筋膜の張力の変化こうしたものが重なって、顔の印象に表れやすい季節です。
秋は、まず“心”が乱れやすいです。
夏に比べると、秋は気温が下がり、日照時間も短くなります。
空の色や雲の形も変わり、夏のような強い明るさや近さがなくなる。
こうした季節の変化によって、
- なんとなく寂しい
- 不安になる
- 人恋しくなる
- 気力が落ちる
と感じる人もいます。
さらに、冷たい風や寒暖差によって身体が冷えやすくなると、活動量が落ちたり、睡眠の質が乱れたりすることもあります。
夏の冷房や冷たい飲食が続いていた人は、秋になってから疲れを自覚することも珍しくありません。
つまり秋は、身体の疲れが、気分の変化として出やすい時期とも考えられます。
そして気分の変化は、肌と無関係ではありません。
発生学では、皮膚の表皮と神経系はどちらも外胚葉由来です。
このため、美容の現場では
精神的なストレスや睡眠不足、緊張が続くと、肌のコンディションにも影響が出やすいと捉えることがあります。
もちろん、ストレスだけで肌トラブルが決まるわけではありません。
ただ、
「最近すごく疲れている」
「眠れていない」
「気持ちがずっと張り詰めている」
そんな時に肌の調子まで落ちる、という経験がある方は多いと思います。
真皮を考えるなら、身体全体を見なければいけません。
真皮や筋骨格系、血液、生殖器などは中胚葉由来です。
ここから考えると、 - 姿勢
- 筋肉の働き
- 血流
- ホルモンバランス
- 身体の冷えや疲労
こういったものと、肌のハリ感や顔の印象を完全に切り離して考えるのは難しい。
だから私は、
顔だけを触って終わり
という施術はあまりしません。
むくみ・たるみ・シワは、顔だけで起きているとは限らない。
美容矯正の理論では、顔面の筋膜と身体の筋肉の働きを関連づけて考えることがあります。
例えば、
ほうれい線周辺だと
肩甲骨まわりの棘下筋・小円筋
眉下・まぶた周辺だと
足部を支える脛骨筋群・腓骨筋群
目尻周辺だと背中から骨盤、上腕につながる
広背筋
下まぶた周辺だと肩甲骨の前面にある肩甲下筋
眉頭・眉間周辺
下肢の大きな筋肉である大腿四頭筋
このように、顔の一部分だけを見るのではなく、姿勢や歩行、肩甲帯、骨盤、下肢の使い方まで含めて考える
というのが美容矯正ならではの視点です。
例えば「目元」
秋になると、 - まぶたが重い
- 目元がむくむ
- クマっぽく見える
- 目尻のシワが気になる
という方も増えます。
でも、目元だけを一生懸命ケアしても、身体側の緊張や使い方が変わっていなければ、印象が戻りやすいこともあります。
足首の動きが硬い。
歩き方に偏りがある。
肩甲骨が動きにくい。
背中が丸くなっている。
こうしたものが積み重なると、顔の筋膜の張力にも影響する、という考え方です。
「秋老け顔」は、むくみから始まることもある私が特に気になるのは、むくみをそのままにしてしまうこと。
むくんでいる状態が続くと、顔が重たく見えます。
その状態が続けば、
「なんとなく輪郭がぼやけた」
「頬が下がった気がする」
「目元が重い」
という見え方につながることがあります。
だから美容矯正では、
むくみ・たるみ・シワを
全部別々の問題として見るのではなく、
身体全体のコンディションが顔にどう反映されているかを見ることが大切だと考えます。
秋に必要なのは「顔のケアを増やす」だけじゃない。
秋になると、
「美容液を変えよう」
「クリームを増やそう」
「美白を強化しよう」
となりがちです。
もちろん、スキンケアは大切です。
でも、それだけでは足りないこともある。
むしろ秋こそ、 - 睡眠を整える
- 身体を冷やしすぎない
- 軽く身体を動かす
- 食生活を見直す
- 呼吸が浅くなっていないか見る
- 足首・肩甲骨・骨盤の動きを確認する
- 疲労が強い時は無理をしない
こういう身体側のケアも大切です。
激しく動けばいいわけでもない
「代謝を上げなきゃ」と思って、いきなり激しい運動をする必要はありません。
疲労が強い時に無理な運動を重ねると、かえって身体への負担になることもあります。
美容のために大切なのは、
汗を大量にかくことではなく、日常の中で無理なく動ける身体を作ること。
こっちの方が大事なのかも。
結局、秋の顔は“身体の通知表”みたいなもの。
秋になって急に老けた。
そう感じたとしても、
一晩で皮膚が急激に老化したとは限りません。
夏の疲れ。
睡眠不足。
冷房。
寒暖差。
自律神経の揺らぎ。
姿勢。
呼吸。
運動不足。
そういうものが積み重なって、
顔のむくみやハリ感、表情の重さとして見えている可能性があります。
だから、
「老けたから顔をどうにかしなきゃ」
ではなく、、、今、身体全体が疲れていないかな?
と一度立ち止まって考えてみる。
美容矯正の視点では、
その方がずっと本質に近いと思っています。
そして、気分の落ち込みや強い倦怠感、むくみなどが続く場合は、美容だけの問題と決めつけず、必要に応じて医療機関へ相談することも大切です。
顔は、顔だけでできていない。
秋に鏡を見て「老けた」と感じた時こそ、
顔ではなく身体全体を見る。
私はそんなふうに考えています。
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